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雑誌ごと「嵐テレビ」

2011年5月 4日 (水)

『VS嵐』SP座談会

雑誌から-。

-1年前、嵐を破ったとんねるずが再び登場。 前回、強烈な追い上げで逆転勝ちをするなど、高いポテンシャルを誇るとんねるず。 また今回は新ゲームが登場するが、嵐には“新ゲームに弱い”というジンクスも。 特番収録後の嵐に対決を振り返ってもらうと・・・!?

: いや、楽しかったよね。

: そうだね。 『VS嵐』の収録も久しぶりだったし、何より、櫻井さんのデュアルカーリングの謹慎が明けたのが個人的に良かったと思います。

: ありがとうございます。

: いえいえ(笑)

: 櫻井さんは、正月SPで致命的なミスを2回も犯しちゃっていましたからね(笑)

: だから、3ヵ月ぶり?

: そ・・・そうですね(笑)

: あと、今回は前回と違って三つ巴じゃないからね。 ずっとマンツーマンの対決じゃないですか。 すごく熱い戦いが出来たと思いましたよ。 クライマックスでも、まさか、“あんな事”が起こるなんてね。

: ん? “どんな事”ですか? 相葉さん?

: いや、“あんな事”(笑)。 ・・・“あれ”が起こるなんてね~。

: いいね、俺も急に見たくなったね(笑)

: 俺もやりながら、笑い過ぎてお腹が痛くなったもん。

: オンエア日楽しみだな、仕事なのかな、早くオンエア日来ねえかな・・・。

: すごいな、一息で言ったね(笑)。 三行分ぐらい。

: それにしてもさ、ゲーム数も多かったよね。

: そうだね。

: 僕の中では久々にやったゲームもあったりして。

: 疲れたよね。

: うん。 こんな疲れたかなっていうぐらい集中した感じですね。 でも、すごくあっという間で、楽しかったです。

: やっぱり、とんねんるずさん率いるチームとんねるずは、ハチャメチャで凄かった。 でも僕ら、前回の事もあって、どうしても勝ちたかったんで。 すげえ気合い入ってました!

: 久しぶりの新ゲームもありましたよね。 いつぶり? (スタッフ「半年ぶりです」) ・・・あ、そうでもないのか(笑)

: “久しぶり”でしょう!

: 半年なら、“久しぶり”でもいいんじゃない?

: ジャングルビンゴ以来ってこと? (スタッフ「デュアルカーリング以来です」)

: あ、そっか。 まあ、でも久しぶりな感じがするな・・・。 見てる子どもたちがやりたいなって、思ってもらえるゲームになったらいいですね。 だって個人的には、『VS嵐』始まって数年、初めて手ごたえを感じられたゲームので・・・。

: え?! 数年?!

: そんなに(笑)?! そんなになかったの? 今まで?

: やっと出会えたっていう運命を感じ、感慨深く(笑)

: もう苦痛でしかなかったんだな。 この数年(笑)

: こんな明るい番組なのに、苦痛だったんだ(笑)

: じゃ良かったよ、良かった、逆に(笑)。 いや、僕としてもね。 蹴るゲームが欲しいなと思っていて。 それと、サッカー選手とか後々来た時に、本物のサッカーボールでやってもらうとか。 ある程度、こっちにも逆のハンデが付くのも見てみたいと思ってたんですよ。 でもサッカーボールの方が簡単なのかな?

: まあ、ホップしちゃうからね、あれ(ゲーム内のボール)。 どうだろうな? でも、サッカーボールで見たいね。

: うん。 そういうのもあって、楽しいかなと思ってやってみたけど、僕はすごく楽しかったです。 あと、なんか、自然と役回りが出来ているのが、新ゲームが弱い嵐としては良かったんじゃないですか。

: ありそうでなかった感じですしね。 下がベルトコンベアーで動くとか。 ああいうの、たまに温泉場に行くとありますよね! 投げて、的を崩していくゲーム。

: だいぶ昭和ですね(笑)

: だから、なんとなく(笑)

: 最初、全然当たんなくて、これ一番向いてないゲームだと思ったんだけど、当たると結構な音と迫力があるからそれが気持ち良かったな。 本当、当たんないと“スカ!”って感じで・・・。

: 積まれた的の真ん中をきれ~いに抜けちゃうからね。

: 悔しいよね。

: うん、悔しくなる。

: 本気で出来るゲームだよね。 毎回出てくる的が変わるから、どうなるか自分たちでも分からない。 多分あれ、やるほど形が変わっていくんだよね? (スタッフ「そうですね」)。 だから慣れる事はないと思う。 今後も楽しみだな。

: それに全体を通しての盛り上がりやラストの緊張感がすごかった! 見てくださる方にも、あっという間の2時間になると思いますよ。

: 今回はシステムが違っていて、単純に得点が高い方が勝ちってもんじゃないのもいいですね。 決戦のバウンドホッケーに向けて、100点単位でパックに換算されるんですが、僅差で勝負をするんじゃない闘い方が見どころでしょうね。

: 盛りだくさんだしね。 ゲーム数もそうだし、新ゲームもあるし。 僕も見たいね。

: 4/7ね。 ・・・早く来ないかなオンエア日(全員爆笑)

: 松本さん、本当にモチベーション高いですね(笑)

: ゲームの細かいところも変わっていたでしょ。 ピンボールランナーの上のピンとかも変わってて。 あれいいな。

: あのワイパーみたいなの何て言うの? (スタッフ「ワイパーです」)。 ・・・まんまか(笑)

: だから今まで見て下さった方も楽しめると思います。

: 今回、リベンジマッチということで三つ巴じゃなく、1対1のガチンコ対決だから嵐5人も本気です! 真剣勝負をぜひ楽しんで下さい!

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2011年5月 2日 (月)

祝!『嵐にしやがれ』1周年記念座談会

雑誌から-。

-昨年4月24日にスタートした『嵐にしやがれ』も1周年。 そこで、嵐にこの1年を振り返ってもらいました。 まずは、印象に残っているゲストは?

: カズさんと迷うけど、修造さんかなぁ。 熱かったし楽しかったし。 なんか・・・元気もらいました。

: Tシャツもらったよね、お土産で。

: あとラーメンの食い方教えてもらったり(笑)。 すごく鮮明に思い出せますね。

: 俺は青木さんかな。 やっぱ本当にやったことないことを、いきなりその場でやるっていうのは、この番組の醍醐味だと思いますね。

: ボビーはよかった(笑)。 本当によかったよ!

: (ボビーのまねをして)オマエ、フザケンナヨ!

4人: 爆笑

: 東山さんもビックリしたな。 まさかあのタイミングで来るとは思わなかったし、やっぱり生マイケルですよ。 すごかったなぁ・・・。

: しかも、後ろから見られるなんてなかなかないしね。

: 俺らのマイケルの酷さもすごかったよね(笑)。 でも先輩が来ると、なんかホーム感があるよね。 安心する。

: うん、嬉しい。

: 僕は・・・所さんもよかったし、佐藤隆太くんの回もよかったな。

: 隆太君楽しかったね。

: 相葉さんはツッコミ師匠3人が来た時でしょう。 「なんでやねん!」って言って敬礼した時が、もう・・・わけわかんねぇ(笑)

: 基本俺やってることわけわかんないから(笑)

: いや、最高に面白かったですけどね。

: 僕はやっぱりキーファー・サザーランドですかねぇ。

: 来てくれたのがすごい。

: そう。 そしてやっぱり相葉さんが最初に「ホワッツ ユア ネーム?」って言ったのが失礼すぎて(笑)

: 衝撃発言だよね(笑)。 キーファー・サザーランドって言われて、ちょっと「?」が浮かんじゃって(笑)。 ジャック・バウアーって言われてようやくわかった。

: あと一つだけ言えるのは、翔さんは襲名率が異様に高いっていうことだよね(笑)

: なるほど。 高田さんに徳井さんに・・・。 前半確かに襲名してます(笑)

-コントやモノマネなど、即興性が求められる場面が多いですが、追い込まれたときに一番強いのは誰ですか?

: ネタによるよね。

: 誰だろうね。

: 俺そんなに当たってないんだよね。

: 絶対一番手じゃないんだよね。

: そうね、俺はね。

: 一番だと僕みたいに追い込まれちゃうからね(笑)

: 俺もそんなに当たってないなぁ・・・。

: リーダーは宮根さんの時すごかったね。 新しい中継の仕方っていうのを見出したじゃん。

: 「ミヤネ屋」のセット組んだもんね。

: そうだ。 ああいうのって嬉しいんだよね。 セットの中に入れるっていう。

: 社会科見学的な感じあるよね。

: そうそう。

: そういう意味では、松潤のボビーと、正月の相葉くんと松潤の「カンパーイ!」がものすごく好きでしたけどね(笑)

: 乾杯ねぇ。

: 乾杯ね、よかったよ。 楽しかった。

: 潤くんかなぁ。 ヤッシーのときも、すごく面白かったし。

: あと「松本エンブレム」もね。

: やっぱ潤くんかな?

: そうね、そうなっちゃうかなぁ。

: やっぱりなんとか爪痕残したいなと思って頑張ってますから(笑)

-では最後に、『嵐にしやがれ』とはどんな番組か、改めて教えてください。

: 何にも準備ができないんですよね、事前に。 それはこの番組だけだよね。

: うん。 カズさんが、僕たちが客席にいらっしゃった奥さんにお話し聞いた時に、「そんなの打ち合わせで聞いてないよ」って言ってたけど、僕たちがそもそも打ち合わせをしてないから、ゲストがどんな打ち合わせをしてるのか知らないんですよね。 だからゲストもたぶん思わぬ質問が来て驚くだろうし、そういう化学反応みたいなことが起こるんじゃないかな。 スタッフもゲストも僕らも想定してないことが。

: 本当にいろんな人に会えると思うんですよ、この番組って。 アニキっていうくくりで出てくれる人が本当にたくさんいるし、「未知との遭遇しやがれ」もそうだけど、本当にもっとコアな人にも会える。 だからとにかく“いろんな人たち×嵐”っていうのが見どころなんじゃないですかね。

: なんかドキュメンタリー感っていうのかな。 即興でどういうふうに進んで行くかっていうのを、毎回僕らも楽しみながらやってるんですよ。 時には免疫がなくて、どうしていいのかわからない、っていうこともあるけど、それすらもバラエティー・ショーとして楽しめる番組っていうのは、まだ日本ではそんなにないんじゃないかなと思います。

: じゃあ最後に大野さん。

: うーん・・・みんなに先に良いこと言われちゃったので・・・以上です(笑)

: はい、ありがとうございました。

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2010年3月21日 (日)

『宿題くん』最終回記念座談会

-最終回収録、お疲れ様でした。 約3年半続いたこの『嵐の宿題くん』、どんなことが思い返されますか?

: 「なりきり80秒トーク」は忘れられないな。 不安でいっぱいになるから。

: アレが思い出深いんだよなぁ。 何だっけ、恋のお悩みに真剣に答える・・・。

: あー、やったね。 「教えて、嵐!」。

: そうそう! いやでいやでしょうがなかった。

: その辺りから、“スベってもへっちゃら!”みたいな空気が流れ始めた(笑)

: スベることも正解だっていう、新しい道を見つけたよね。

: 「おっぱい爆発ゲーム」もよかったな。 やっぱ、ネーミングがいいよね。

: なかなか爆発しないんだよな。

: 胸に入れた風船を早く割ったら勝ちなんだよね。 だから、自転車のサドルに押し当ててこうガシガシ・・・(笑)

: オレは「ローラースケート綱引き」。

: あれ、最っ高だったね! あのとき、オレはけがしていたからただ見ているだけだったんだけど、本当におバカだなって思ったもん(笑)

: お互いに綱に引っ張られて抱き合って。 楽しそうだったでしょ、オレら?

: すっごい楽しそうだった!

-この番組は皆さんにとってどんな経験として残りそうですか?

: ゲストを迎えてのトークベースの番組っていうのは、『宿題くん』からだったから、勉強になることも多かったな。

: オレは、しゃべるのがすごく楽しくなったなって。

: 何がきっかけだったの?

: 何だったんだろうなぁ・・・でもこの番組は、無理して何かをやらなくてよかったから、すごく新しいなって思いましたね。 特殊だけど、好きだったな。

: 確かにトークバラエティってことだったけど、最終的にそうとも違うような・・・何ていうか・・・『宿題くん』は『宿題くん』っていうジャンルだよね。

: カッコいい。 太字にしてもらう?

: 太字で書いといてください(笑)

-(笑)。 では、相葉さんは?

: 経験できないことをいっぱいさせてもらった気がします。 『驚きの嵐』にしても、実験の規模が違うから。 あれはやっていて、楽しかったなぁ。

: 相葉くんの言った通り、本当にいろんな経験ができたと思います。 全部が楽しくて、居心地よかったなって。

-最後に、この番組の多くのファンへメッセージをお願いします。

: きっとオレらのファンではないけれど『嵐の宿題くん』のファンっていう人もいたと思うから。 すべての人にありがとうございました、って気持ちです。

: そうだね、すごくくだらないことをやっていたから、面白くないときは本当に面白くなかっただろうし・・・。

: 波があった?

: あった(笑)

: 残念ながら、そんなことないって言えない。 確かにあったわ(笑)

: それでも見続けてくれた人もいるだろうから、感謝したいですね。

: 見てくれた人がいるから番組が続いて、今の5人がいるわけだからね。

: やり続けるっていうことも、オレにとってはすごく楽しかった。

: 深夜番組って、仕事が終わって帰ってきた人が見やすい時間でしょ? そこでゆるいことをやってるのが、面白いねってすごい言ってもらえて。 だからオレは、この時間に帰って来たい。

-そうですよね。 またきっと、会えますよね?

: 会えます! 改編期に!

: 勝手にいいの?(笑)

: 季節の変わり目に、また!

一同: (笑)。 

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2010年2月24日 (水)

嵐テレビ座談会 ⑤

お待たせいたしました。 ひっぱって、ひっぱってきた(笑)座談会、よーやく最後です 昨日の大野さんのインタビューに比べ、大変よくまとまっております(笑)。 それでは昨日の続きをどーぞ。。。

上: 櫻井さんはどうですか?

: 出る側の話になっちゃうけど、やっぱ不特定多数に自分たちを知ってもらって、楽しんでもらえるものかなって思うね。 相葉くんが言ってたけど、なんとなくつけて、なんとなく映って、そこに自分たちがいるっていう媒体は、他にないからさ。 他の媒体はどうしても能動的なものでしょ。 だから、いろんな人に知ってもらえるチャンスの詰まったものかなあって思ってるね。

上: ちっちゃい頃にさみしさを埋めていたところに自分がいるっていうのは、どういう気持ちですか?

: だから全国のさみしい子たちに向けて、僕は頑張ってると(笑)

: (笑) そんなメッセージあるのかよ。

: (笑) 気づかなかったわ。

: まあ、不思議な感じとしか言えないよね。 出てる実感がないって大野くんも言ったけど、テレビの中に生きていながら、こうして外側でも生きているからさ。 多くの人たちにとってテレビの中でしか見ない存在だっていうのは、やっぱ不思議だよ。

: だってこないだ、「ほんとにいるんですか?」って言われた。

: はははは。

: 「私は一度もコンサートとか当たったことがないから、会ったことがありませんけど、あなたはほんとにいるんですか?」って(笑)。 ・・・いるわ!(笑)

: 僕ら実在するんです!

: なかなかのクオリティだ(笑)

: はははは。

: やっぱり自分が一生生きてる中で、会わない人もいるわけじゃん。 でもその人に存在を知ってもらえるものだったりするからさ。 それだけ間口が広いもんだと思うし、だから画期的だったんだと思うんだよね、テレビって。

上: 相葉さんはいかがですか。

: 俺ねえ、テレビはほんとすごいなと思うのはさあ、タダじゃん。

: 民放はね?

: うん。 毎回番組が変わって、どの時間につけても大抵はやってて、ずーっと楽しめるでしょ。 俺もほんと、翔ちゃんじゃないけど、さみしい時に観てたりして、いっぱいテレビに救われた経験があるから。 そこに出させてもらってるっていうのは、すごいモチベーションになるよね。 そういう人がきっといるんだろうなって思うし、頑張ろうって思うし。 だから・・・幸せですよ。

: (笑) 出た! キラーワード。

: 出たあ~。

: ここに登場! 困った時の「幸せです」(笑)

: 溜めたねえ、今日は。

: (笑) 今日はあんま困んなかったみたい。

上: 最後に二宮さんは?

: 相葉ちゃんが言ったように、つけたらやってるっていう、そこだと思うなあ。 あとは、明らかに影響力が違うわけだから、出るときにそれは考えてやってるよね。 まあ、5人で楽しくできる場所のひとつではあるかなあと思いますけど。

: 出てる側からすると、家族に安否を知らせるよね?

: そんな人たち普通いないもんね(笑)

: 同級生とかもそうだもんね。 俺らは同級生の成長過程は見れないわけじゃん(笑)

: はははは、確かにそうだ!

: でも周りは俺らのこと全部見れるから。 不思議だよね。

: そうだねえ。

上: じゃあ、テレビに出る上で大事にしたいものってなんですか?

: 心意気だとは思うけどね。 質は、よくしようと思ったらいくらでもできるけど、心意気がないと質もよくならないから。 そこだと思うな。

上: その心意気は、嵐が出てる番組でそれぞれ感じられますよね。

: だといいよね。

: うん。 「だといいね」っていう話だね。

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2010年2月23日 (火)

嵐テレビ座談会 ④

残り少し。。 最後までUPしよーとしましたが、途中で力尽きました・・・。 とゆーことで、(必然的に)5回連載の4回目です(笑)。 それでは、昨日の続きをどーぞ。

上: テレビって、嵐のイメージや雰囲気っていうものをお茶の間レベルで一番浸透させるメディアだと思うんですけど、皆さんは、テレビというものをどのように捉えていますか?

: やっぱりおもちゃ箱なんだよねえ。 おもちゃ箱っていうと軽く聞こえるかもしれないけど、いろんなもんが詰まっているし、勉強もできるし、いろんな可能性があって、夢もその中に入ってるし。 なんか、いろんなものをテレビから教わってる気がする。

上: 出ている側からしても、おもちゃ箱というのは変わらないですか?

: 変わらないし、変わらないでほしい。 今はテレビが薄くなって、壁とかにくっついてたりするけど、なんかこう・・・ドン!て家に置いてある感じっていうか。 その前に家族が集まって、みんなでわいわい観たり、笑っていられるものっていう意味で、テレビはずーっとそういうものであり続けてほしいです。

上: 大野さんはいかがですか?

: なんかねえ、癒し効果があるらしいよ、嵐は。

: あはははは! 嵐は?

: 全然テレビの話しないよ、あの男(笑)

: 質問を覆した!(笑)

: 知り合いからよく言われんだよ。 なんか、5人が出てると見てたくなるとか言われるの。

: ほんと?

: うん。 癒されるとか言われると、なにがなんだかわかんないけど、5人でいるからいい、とか、すごい言われるねえ。 癒しとして観る番組って、あんまりないもんね。 それがこの5人らしいから、新しい感じで、嬉しかったけどね。

上: そういったことも含めて、大野さんはテレビというものをどういうものとして捉えていますか?

: こっから本番が始まります!(笑)

: いい角度から入ってきたよ!

: テレビ? わかんねえ。

4人: ははははははは!

: やっと本題に入ったのに「わかんねえ」。

: テレビほとんど見ないしさあ。

上: 出てる側からしたら?

: どうだろうね。 あんまりテレビに出てるっていう実感ないしね。

4人: ははははは!

: 10年経っても?!

: うん。

: 珍しいねえ。

上: だからあんまりしゃべんなくても大丈夫なんですか。

: まあ、あんま無理してしゃべろうとも思わない。

: ちょっとは無理してよ(笑)

: (笑) でも楽しいよ。 この5人だから楽しいんだと思うしね。 ひとりでテレビ出るより5人のほうがいいもん。 いっつも5人で出てるものにひとりで出たりすると、すごい不安になるし、さみしくなる。 ・・・それが、『ミュージックステーション』。

4人: はははははは。

: 相当根に持ってるなあ(笑)

上: それ、○○(雑誌名)のインタビューの時にもおっしゃってましたね。

: 言ってた言ってた。

: (笑) ほんとに思ってんだもん。

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2010年2月22日 (月)

嵐テレビ座談会 ③

続きです。。。 どーぞ。。。

上: では『宿題くん』のセールスポイントは?

: 基本なんか、ウソくさいとこだよね(笑)

4人: ははははははは!

: それが超面白いけどなあ。

: オンエアで、ナレーションの小林さんが「今週も、はちゃめちゃだぞぉ~?」って言ってて(笑)。 そんなコンセプトでやってないんだけど!って思ったけど(笑)

: (笑) だって、初回は俺、潤くんと焼肉屋にロケ行ったよね?

: 行ったね! 焼肉屋ロケ!

: ちょっとロケ出て、みたいな、最初はそういう番組だったようなイメージだったんだけど。

: 宿題とか、もうあのボードしか残ってないもんね(笑)

: (笑) だって、料理のコーナー終わって、ゲストに「こちらの宿題はどうでした?」って訊いたら、「え?宿題ってなに?」って言われたからね(笑)

4人: ははははは。

: でも構成としてさ、ご飯食べて、ゲストにまつわる話があって、ゲームがあるじゃん。 そのバランスが最高にいいよね。 で、あんまり他で見たことのないゲームが出てくるでしょう? 言ったらチープだし、くだらないようなやつをさ、本気でやってんのがすごく楽しいけどね。

: あとは実験スペシャルとの対比がバランスいいっていうかさ。 『宿題くん』のらしさは無理させないことで、『実験くん』は無理させることなんだけど。

上: 限界に挑戦ですもんね。

: そのバランスがすごくいいと思うよ。 『実験くん』も同じスタッフだから。

: (笑) 『実験くん』じゃないよ。

: (笑) 通称『実験くん』。

: そうか、『驚きの嵐!』だね(笑)。 だから、俺たちもやっててわかりやすいし。 限界までやっていいやつと、やりたくなかったらやんなくていいやつとっていうのが、面白いなあと思うけどねえ、あの番組。

上: やりたくなかったらやんなくていいっていうのが、面白さになるところがすごいですよね。

: うん。 俺だって、こないだ大トロすごい食べたくなかったのに、食べさせるから、あの人が。

: あれスタッフに褒められたよ。

上: なんて褒められました?

: 「よかったよ」って。

4人: ははははは!

: (笑) ざっくり。

: そう、褒めてくれるよね。 「さっきのあれよかったわ!」みたいなこと言ってくれるの。 録った直後に使われるっていうあの安心感、ハンパじゃないよ(笑)

上: 今回密着させていただいて、本当にざっくりした軸しか打ち合わせしてないのに、本番で面白くやれちゃうのがすごいなと思ったんですけど。 やっぱり『真夜中の嵐』からずーっとレギュラーでバラエティをやってきて、バラエティの筋肉が徐々についてきたんだと思うんですよね。 テレビの嵐にとって、転機になった番組はなんだと思いますか?

: まあ、『D』かなあ。

: 俺もそう! 圧倒的だな。

: 最初は真面目にドキュメントやってたんだけど、中盤からはドキュメントという名を借りた悪ふざけに変わり・・・そこでなんていうのかなあ、自分で言うのも気持ち悪いけど、俺らのよさっていうか、楽しんでる感じみたいのが出てきたのかなあ。 『C』の時から俺ら5人だけがしゃべる場所作ってくれて、いろいろこらえてやってくれたから。 やっぱ転機っていうと『D』、ひいては『C』なのかなあと思う。

: 俺は『D』だね。 『C』は、5人でしゃべる時以外は全部ひとりなのよ。 ひとりでクレーム受けてるから、たぶんクレーム対応はすごいうまくなったんだろうけどさあ(笑)。 バラエティとして、って考えると、『D』の中盤あたりだね。 UFO呼べるのに信じてもらえない男っていうのがいて、その集団と、相葉ちゃんとふたりで渡り歩いてる時に、だいぶくるとこまできたんだなあと、俺は思った(笑)

: そうだね。 あん時の団結力、ハンパないよな?

: ハンパない!

上: 「この状況を面白くしなきゃ!」っていう団結力ですか?

: そうそう。 ちょっともうファンタジーの世界だからさ(笑)。 自分たちが引いた時点で終わりじゃん。 だから俺ら、どんどんのめり込んで、「マジマジ?!」「UFOいた?!いた?!」みたいな(笑)

: 面白いものがそこら辺に転がってる状況ってのが、すごいなあと思ったよね。

: 『D』で、なんかもう怖いものがなくなった気がする。 いろんなことやったからね。 結構シュールだったし。

: 巨大魚とかシュールだったよね。 結局、リーダーとずっと川にいるだけだったもん。

: 見つかんないで終わってるし。

上: 野生のモグラも見つからなかったですもんね。

: ね。 「ああ、こういうの、見っかんなくてもいいんだ!」とか思った(笑)

: (笑) ほんとだよねえ。 普通は「見つかった!やったー!」でエンディング、だもんね。

: イメージする番組ではね。

: なんなら、モグラが何匹か用意してあったりするでしょ。

: 絶対押さえてあんだろうなあと思ったけど、それもないし、終わっちゃうし、オンエアされちゃうし。

: (笑) されないほうが悲しいでしょ。

: (笑) なんか自由だったなあ。

: さっきニノが言ってたけど、ほんとに無理させないっていうかさ。 普通だったらもっとがちがちなホンがあって、予定調和な流れがあるはずなんだけど、それがない中でやってたから。 そういう意味で、バラエティの筋肉っていうのが一番ついたんだと思うよね。 それぞれの個性とか方向性を、そのまんま受け入れてくれた感じが強いかなあ。

: そうだねえ。

: たとえばUFOのロケに俺が行くっていうことはたぶんなかったと思うの。 UFOだったらこのふたり、って感じで、それぞれに合わせてネタも選んでくれてたと思うし、そういうのをずーっと続けてきたことが、今の自分たちにつながってるんじゃないかなあとは思う。

: たぶんすごい引き出してくれたんだよね、『宿題くん』のスタッフが。 それこそ『D』の時からひとりひとりのコーナーがあったりしたしさ。 今考えると、すごい感謝だなと思いますけどね。

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2010年2月21日 (日)

嵐テレビ座談会 ②

さて、昨日の続きです。 それでは、どーぞ。。。

上: 今は皆さん、テレビに出ている側の人たちになったわけですが、『嵐の宿題くん』『ひみつの嵐ちゃん!』『VS嵐』というレギュラー番組のセールスポイントを教えてください。 では『嵐ちゃん』から。

: 『嵐ちゃん!』のセールスポイントはねえ・・・

: へこむっていうことだ(笑)

: かなり身を削るからね(笑)

: そうだね。

: ボロボロだよな、もう(笑)

上: 「男を磨く」っていうコンセプトだからですか?

: 磨くっていう・・・

: コンセプトの下での・・・

: 潰し合いだから(笑)

上: ははははは。

: メンバーの中であんまり争うってことないからさあ。 『VS』にしても、俺らおんなじチームでやってるし、『宿題くん』はまったく別じゃん。 だから、ある種、他の番組とは違う感じはするけどね。

: 一方で、ダメな嵐を選ぶとかって、嵐っぽいなあとは思うけどね。 というのは、ダメな部分を受け付けない存在もあると思うんだよ。 でもダメなのも受け容れてもらえるっていうのは、俺らだから成り立ってんのかなあとも思うけど。

: やっぱ変わってきたんだろうね、アイドル像が。

: かっこよくキメても恥ずかしいし。 ダメなほうがいいじゃん、なんか。 5人ともかっこつけてたら、気持ち悪いよね。

: かっこいいのがハマるグループもあるんだろうけど、俺らはそうじゃなかったつうか。

: たぶん、ほとんどがハマるグループなんだよ(笑)

: (笑) だから逆だよね。 俺らはハマんなかった!っていう(笑)

: (笑) やってみたけどキマんなかったっていうパターンだもんな。

: そっちか! はははは!

: レギュラー3本あるうちの1本だからいいんだろうね(笑)。 いろんなことやらせてもらってる中で、『嵐ちゃん!』をやってるから、バランスいいんじゃない?

上: 今年ゴールデンになった『VS嵐』についてはどうですか?

: 単純に楽しいよね、やってて。

: あの番組はさ、子供ん時テレビ観てて思った、「芸能人って、ただ遊んでるだけで仕事になっていいなあ」って思ってたものが、そのままなんだよね(笑)

: いけないことなんだけど、台本とか一回も読んだことないもん。 打ち合わせしたこともない。

: 何々のゲームやりますよ、って、それぐらいだもんね。 

: その現場からどんどん派生してって、翔ちゃんが謹慎になったりとかしたしね。 「あの台本すごいね」って言われたけど、そう考えると、俺もその台本はすごいなと思うよ。

: だって台本ないもんね(笑)。 ガチでやるっていうことしか。

: (笑) あれ、台本立てるとたぶんすごい大変なんだよ。 第2ゲームで勝ってた場合の台本だったり、負けてた場合の台本だったり、もう全部作んなきゃいけないじゃない。

: 想定だもんね。

: そう。 全部作っても想定なわけで。

: 毎回同じゲームしてんのに、毎回違うもんね。

: すっごい運が必要なゲームばっかりなんだよ。

: だから毎回違うことが起きるんだろうな。 実力だったら・・・

: 俺ら超うまくなっちゃうもんね。

: それこそ俺らが現場に入る以前に、相当ゲームのシミュレーションやってくれてるし。 大人が真剣に遊ぶために考えてるゲームだから、何回やっても違うパターンが出てくるんだと思う。 ほんとに考えて作られてますよ。

: 質問とちょっと変わっちゃうけど、やっぱり『なまあらし』からの歴史があるからさあ。 そこから『VS嵐』で全国放送になって、今観てもらえてるっていうのは、ほんと嬉しいよね。

: 『なまあらし』ね? 伝説の番組だよね?

: 1.7だった。

: (笑) 言うな言うなそれは!

: はははは!

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2010年2月20日 (土)

嵐テレビ座談会 ①

え~、昨年末の雑誌ラッシュ、最後の“上田さんインタビュー”です。(私の中で勝手にそう命名しました・笑)。 彼女のインタビューでイチバン好きなコト。。。 必っっず、大野さんに話を振ってくれます(上田さん、ありがと☆超!・笑)。 大野さん、お願いですからもっと積極的に話してくださいっ!(笑) 

今回も長いですが、ワタクシの都合上、ブツブツと切らせていただくことにしました・・・。 気を長~く楽しんでください(笑)

上: 「テレビ」という言葉を聞くと、まずなにをイメージしますか?

: 二宮は・・・

: (同時に)『加トちゃんケンちゃん』!

: え? なに?

: 『加トちゃんケンちゃん』だって(笑)

: (笑) でもそういうこと。 面白いことをやってるものっていうイメージが出てくる。 だからバラエティなのかな。 『ドラゴンボール』とかは時間になったら観てたけど、それ以外は、面白いのやってないかな?っていう感じでテレビつけてたな。

: ちっちゃい時はスポーツっていうイメージがあったなあ。 スポーツ観戦ばっかり観てたから――

: “観戦”ばっかり観てた?

: スポーツ観戦してたから!(笑) 俺は、昔は観ようと思って観てた。 今は家帰ってすぐテレビつけちゃうんだけど。

: 俺、真逆だわ。 今は観ようと思う番組を観てるけど、子供の時は、母親が働いてたから、夕方ひとりだったのよ。 だから話し相手みたいな感じだった。 話しちゃいないけど。

4人: はははは

: 聴いてるだけだけど(笑)、ずーっとテレビの前にいたわ。

上: さみしさを埋めてくれる存在だったんですか?

: うん。

: さみしい!(笑) 

: 単身赴任のおじさんみたいだよ(笑)

上: (笑) 大野さんはいかがですか?

: 俺、『ダイナマン』。 そういう戦隊ものの記憶がある。

: 日曜の朝ね。

: あと3チャンネル。

4人: ああ~!

: 『ぱぴぷぺぽっけ』でしょ(笑)

: 『さわやか3組』ね?

: 風邪で学校休んだ時は、ずっと教育テレビ観てたなあ。

: ねえ、今、『にこにこぷん』じゃないの知ってた? 23歳ぐらいの子が言ってたんだけど、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりじゃないんだって。

: へぇー。

: だから、やっぱ観てた番組で世代が出るよね。

: 一番コミュニケーション取りやすいもん、テレビの話題って。

: 学校の時なんか、「昨日のあれ観た?」とか「あれ超面白かったね」みたいな話しかしないもんなあ。

: 俺らのちっちゃい頃、結構むちゃくちゃだったよね。 『たけし城』があったりとか、ドリフとかもそうだし。

: 『元気が出るテレビ!!』とか、『生でダラダラいかせて!!』とか、あと『ASAYAN』ね。

: うん。 すごい笑えるし、毒っ気みたいなものもあったと思う。

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2010年2月17日 (水)

実験!大野智を24時間ほっといたらどうなる?

雑誌で、「ACW」のときの大野さんの“テレビジャック”の模様について掲載されておりました

『実験SP』に向けて、「ひとり24時間テレビ」といえる電波ジャックを敢行した大野智さんに密着!

7:25 『ズームイン!!SUPER』: 嵐×羽鳥アナのオブジェを披露。 番組最後にはサプライズでメンバー4人からのメッセージが。 

あっという間だったよ(笑)。 (終わった時のコメントだとスタッフに突っ込まれて)いや、最後は「大変だった」って言うと思う。 4人のメッセージにはびっくりした。 あんなに真面目に話すとは思わなかったし。 だって、いっつもふざけてるじゃん?(笑) びっくりしたあ。

9:30 『スッキリ!!』: 『宿題くん』でおなじみの占いが得意な魚さんから「最高のリーダー。才能があったからリーダーになったんじゃなくて、モテなくて誰も嫉妬しないから」とバッサリ。 

相葉ちゃんと昔出た以来だから、すごい久しぶりだった。 魚さんの占いについて? 本当かどうかわかんねえな!(笑)

10:40 『おもいッきりDON!1部』: 「釣って」と書いたうちわを持った釣りガールズが登場。

釣りガールズありがとうございました

11:56 『おもいッきりDON!2部』: 整体の先生に体の歪みを指摘され、出演者一同で歪みを直すストレッチ。

歪んでたね。 ほんとに治ったのかなあ(笑)

15:40 『情報ライブ ミヤネ屋』: 大阪への中継で登場。 宮根さんが「僕、大野さんのファンで、いろんなところでファンだって言ってるんですよ~」と発言。

宮根さんがファンだということだけで満足です(笑)

17:30 『NEWSリアルタイム』: エンパラコーナーに登場。 デビュー当時の映像が流れたあと、嵐4人のコメントで「一発ギャグやってください」と無茶振りが。

一発ギャグやんなくてよかった。 あんなところでできない(笑)

19:00 『SUPER SUPRISE』: 大野くん持ち込み企画で、「石焼き芋の石焼き機の中に、いろんな食材をほっといたらどうなるか?」のほっとき実験を収録したVTRをスタジオゲストとして観る。 カボチャもマシュマロもリンゴも大成功。

マシュマロ食べたかった。 カボチャも食べたかった。 食べれると思ってたのになあ(笑)。 でも、ほっときって偉大だよね? これからは、ほっときに誇りを持って、やります

0:14 『NEWS ZERO』: 「生ZEROだ~」と嬉しそうな様子で櫻井キャスターの席に座り、奈良美智さんとの対談VTRを観る。 番組ラストの戸惑いながらお辞儀をする姿にスタッフ一同爆笑。

こんな経験なかなかないよね? 現場がコロコロ変わるのに対応してて、翔くんはすごいと思った

翌日7:13 『ズームイン!!サタデー』: 最後の「ズームイン!!」ポーズでついに電波ジャック終了!

感想? 終わった! 終わった!!(笑)

24時間を振り返って・・・

あっという間だった。 昨日ちょっとだけ寝ちゃったけどね。 夕方の番組に出てきた顔が寝起きだったよって知り合いに言われた(笑)。 バレるんだね(笑)

実験結果っ! 大野智を24時間ほっとくと、ちょっとだけ寝ちゃう!

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2010年2月 6日 (土)

“大野×奈良”スペシャル対談

雑誌に『NEWS ZERO』での大野さん奈良美智さんとの対談の一部が載っていました

: 正直、独学でここまでできたらすごいよ

: 最初は模写だったんです。 それからオリジナルの絵を描くようになって

: 僕はいつの間にか絵を描くようになったんだけど、油絵を描いてる時に、誰かの絵を真似して上手い絵から、真似しないでヘタクソな絵に変わる瞬間が面白かったんだ

: 僕のフィギュアの作り方に似てるかもしれない。 最初は前から観ると顔なのに、うしろから観ると頭に見えなくって。 でもやっていくうちにどんどんできるようになった

: 何でもそうだけど、試行錯誤って大事だよね。 ある程度悩んだり壊したりしないとインスピレーションはやってこない。 そのやってくる瞬間の快感を覚えちゃうとたまんないよね(笑)

: 過程がきついけど一度やり始めたら終わるまでやめられないんです

: 『FREESTYLE』の中に作品を作ってる途中の写真があったけど、製作の雰囲気がリアルに伝わるよね。 写真は正直だから、嘘で作ってるんじゃなくて、本当に作っている過程で服や部屋が汚れていってるのがわかってさ

: 過程って、写真に撮っておかないと見えないから、いっぱい撮るようにしたんです。 奈良さんの絵でびっくりしたのは、ひとつの絵に何色も何色もいろんな色を塗って、最後に肌色を塗っているところ。 すげーっ!て、ずーっと見ちゃいました

: 最初から肌色をおくと行き詰まるんだよね。 だから、とりあえず色をおいて、色で遊んでいると、突然インスピレーションがくる。 だから、どんな過程をとるかが大事だよね。 完成したものからは何も得ない。 得るのは見る人だけ(笑)

: 完成したものは見てると嬉しいけど、ちょっと眺めたらもういいや、になりますね

: 僕は28歳の時、何してたかな? ドイツに渡った年だ。 向こうの大学の試験を受けて受かったから、それから12年ドイツにいて、2000年に日本に帰ってきたの

: ドイツで絵を描いてたんですか? ひとりで?

: ひとり。 ひとりだったから探求できたのかもね

: 僕も孤独じゃないと描けないですね。 だから伊藤若冲の生き方は凄いなと思う。 ずっとひとりで鶏を見ていて。 働けよ!って(笑)

: 彼の生きてる時代とは違うから、今の僕らが鶏を見ても、彼のようには見えないかもね。 僕らはやっぱり色んなものを見すぎているから、彼ほどの詰め方は出来ないよ。 でもね、たくさんの情報があるこの時代の中で生きていることを実感しながら、何ができるのかを考えてやっていけば、ね。 今は今で、僕らがやる意義があるんだよ

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