リーダー論 ③
え~、引っ張ってまいりましたが(苦笑)、『リーダー論』最後です。。
そして、記事とは全然関係ないのですが、ちょっとしたお知らせです。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ここ最近、ドル誌などの雑誌の購入を控えております。
ひとつは、ドル安(=円高)の影響で、以前は10ドル程度だった雑誌が、値上がりに値上がりを重ね、倍の20ドル超えるようになったこと。
もうひとつは、今まで「宵越しの金は持たねぇ!」と、江戸っ子さながらに(って、ホントは博多っコなんですけど)、自分の趣味につぎ込んできたお金を、小額ですが寄付にまわし始めたこと、が要因となっております。。
まあ、ドルが下がりまくってる昨今(ううっ・)、私の微々たる寄付金などぶっちゃけ大した支援にはなっていないと思うのですが、先日、いつも寄付を送っているAmerican Red Cross(アメリカ赤十字)から、これまでに日本へ送られた義捐金額が2億600万ドル(※本日のレートで、約166億円)を超えたというお知らせが届きました。 まーさーに、塵も積もればなんとやらってコトです。
米国もここ最近は災害続きで大変な中、それでもこれだけの寄付額が集まっている状況。 日本人であり、米国に住む私も、少しでも力になれれば、と考えた結果、雑誌の購入を減らしている次第です。
いつも更新を楽しみにしていただいている皆様には本当に申し訳ないのですが、そういった事情なので、ご理解いただければ幸いです。
とはいっても、更新は元々ゆっくりだったし、もう雑誌を買わないワケではないので、あんまり気づかないっちゃー、気づかないぐらいの変化なのかもしれないんですけど、ね?
一応、お知らせでした。
とまー、関係ないコトをうだうだ続けましたが、城島リーダーと、我らが大野リーダーの興味深い対談の続きをどーぞ。
***
雑誌から-。
城島: 僕ね、リーダーってどちらかだと思うんだよね。 ワンマンになりきってリーダーシップを発揮するか、それともみんなと調和していくか。 僕や大野の場合、後者なのかもしれないね。 でも、大野の場合、スゴイなと思ったのは、以前、ウチの松岡と一緒に出た舞台を見に行ったとき、まるで別人のようだった。 すごい役者だなと思ったの。 歌にしてもダンスにしてもほかよりも一歩秀でている大野は、その実力でみんなを説得する力がある。 松岡や太一とかは、「大野は天然だ」って言ってるけど、こういう世界では、言葉じゃなくて実力で周囲を引っ張っていくというやり方もあるんだと思う。
大野: 自分を尊敬してほしいと思ったり、意識したりすることはまったくないですけどね。 じゃあ、リーダーとしての資質は?と言われたときに、僕たちのようなグループで必要なのはメンバーを尊敬すること、かな。 嵐のメンバーは5人ともそれぞれほかの人がもっていないものをもっている。 それを尊重し合うことがうまくいっている秘訣のような気がする。 だから、引っ張っていくというよりも、後ろから見守るというスタンスでいたい。 嵐はみんな調和を重んじるタイプなので、上から押さえつけたりして、自由度がないと個性が発揮できないような気がするんですよ。
城島: メンバー内で意見が割れたりすることは?
大野: 嵐はあんまりそういうことはないですね。 どちらにしても僕は黙っているほうだけど。
城島: 僕も基本、あんまり意見をいわないほうだな。 TOKIOはみんなはっきり意見をもっていて主張するタイプが多いので、それをそうかそうかって聞いている。 山口はそういう意見をアレンジしてまとめるのがうまい。 で、そのうちうまくまとまるから、僕は発言しないで終わっちゃったり。
大野: 嵐はそういうときは松潤が仕切ってますからね。 それでうまくいっています。
城島: 後輩のジュニアに対して怒ったりはする?
大野: しないですね。 基本的に静かにしていたいから(笑)。 でも、ツアーとかやっているときはジュニアの子たちと一緒にいる機会もあいrますが、最初はバラバラだったのが、全国を回っていうるちにだんだんしっかりしてくる。 言葉で何かいわなくても、みんな先輩を見て学んでいるんじゃないですかね。 僕らもそうだった気がする。
城島: 確かに昔のような縦社会じゃなくなっているよね、すでに僕らの世代さえ。 かなり前、ミュージカルをやっているときに東山さんに、リハーサルでもあんなに手を抜かずにビシっと踊り、芝居も完璧にするのか、と聞いたことがある。 そうしたら、「リハーサルは本番のように、本番はリハーサルのようにやれば緊張しない」「ひとりの演出家を魅了させられなければ、満員の観客の心も動かせない」と。 そのときから、僕は東山さんを心の師と仰いでるんだけど。 でも、そのときは、たまたま質問したから答えが返ってきたけれど、生き方や流儀を貫くのもリーダーの資質なんだなと思った。
大野: リーダーも在り方は時代とともに変わっていくのかもしれないし、それでいいと思う。
城島: 今の日本もリーダー不在といわれているけれど、“不在”というのも時代を反映しているワケでしょう。 高校野球の16歳の選手宣誓。 あれを聞いた大人の男は、ヤバイ、負けてられないと思ったと思う。 上に任せてられない、時代をつくっているのは若い僕らの世代という自覚。 そういう刺激は僕らの励みにもなるよね。
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コメント
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こんばんは。
東山さんのお話、とっても共感しました。
いつもそのスタンスでやってれば慌てることはないんですよね。なんにでも当てはまる話です。
座右の銘にしたくなりました
投稿: ゆりょ | 2011年6月27日 (月) 03時36分
「メンバーを尊敬すること」
勉強になります。
投稿: あるぱか | 2011年7月 1日 (金) 10時34分
わくわく学校で、松潤から「大野さんがリーダーで良かった」って言われ、他の4人からも感謝の言葉を言われて、大野さん涙ぐんでいたそうですね。
私も、バラエティを見る度に(歌はもう言わずもがなですが)、大野さんが締めるべき所をいつもちゃんと締めてくれて本当に4人は助かっているだろうなぁと思います。
翔さんはニノから、「嵐のリズムを作ってくれてありがとう」と言われていたけれど、翔さん自身も雑誌で言っていたように、何かあったら、ちゃんと大野さんが締めてくれるはずという安心感があるから、切り込んでいけるのかなと思います。
もちろん、大野さんも他の4人に助けて貰ってる所もあるとは思いますが...。
ただ、城島さんのいう時代によってリーダー像が変わるという所は、想定されている前時代のリーダー像が..絶対権力的なものだったらちょっと違うかな、という気はします。
日本は2千年の昔から、天皇家-摂関家、天皇家-将軍家、将軍家-執権、という風に、常に2重権力構造を取っていて、2つの権力がお互いに緊張関係にあるのが、デフォなので、絶対権力的な構造を取っていないのは、平常状態のような気がします。
日本人は何かに絶対権力を持たせるのを心理的に嫌ってきた歴史があると思います。
それが外国の人から見ると、分かり難くて誤解される要因のような気がするんですよね…。
すみません、書き込んでしまって、不適切だと思われたら、削除してください。
投稿: pinoko | 2011年7月 4日 (月) 07時24分
BLUEさん、はじめまして!
以前も読ませて頂いてて、今日また久しぶりにきて、読んでないとこから一気に読破しました!
やっぱり面白い。
今さらこの記事へのコメントで申し訳ないのですが、この対談がのっている雑誌は何ですか?
見逃していて、BLUEさんの記事読んだら手元にほしくなってしまい…
バックナンバーでとれるかな…
数年前から嵐にハマり、担当が決められないのが悩みだったのが、ここ数ヶ月、自信を持って大野担と言えるようになったもんで(てへ)
真面目に語ってる大野さんの記事保管したくて。
よろしければ教えて下さいませ。
これからもゆるりと健康第一でブログ更新たのしんで下さい。私も楽しみにしてます。
投稿: 華 | 2011年7月15日 (金) 08時38分