嵐テレビ座談会 ③
続きです。。。 どーぞ。。。
上: では『宿題くん』のセールスポイントは?
N: 基本なんか、ウソくさいとこだよね(笑)。
4人: ははははははは!
A: それが超面白いけどなあ。
S: オンエアで、ナレーションの小林さんが「今週も、はちゃめちゃだぞぉ~?」って言ってて(笑)。 そんなコンセプトでやってないんだけど!って思ったけど(笑)。
N: (笑) だって、初回は俺、潤くんと焼肉屋にロケ行ったよね?
M: 行ったね! 焼肉屋ロケ!
N: ちょっとロケ出て、みたいな、最初はそういう番組だったようなイメージだったんだけど。
M: 宿題とか、もうあのボードしか残ってないもんね(笑)。
S: (笑) だって、料理のコーナー終わって、ゲストに「こちらの宿題はどうでした?」って訊いたら、「え?宿題ってなに?」って言われたからね(笑)。
4人: ははははは。
A: でも構成としてさ、ご飯食べて、ゲストにまつわる話があって、ゲームがあるじゃん。 そのバランスが最高にいいよね。 で、あんまり他で見たことのないゲームが出てくるでしょう? 言ったらチープだし、くだらないようなやつをさ、本気でやってんのがすごく楽しいけどね。
N: あとは実験スペシャルとの対比がバランスいいっていうかさ。 『宿題くん』のらしさは無理させないことで、『実験くん』は無理させることなんだけど。
上: 限界に挑戦ですもんね。
N: そのバランスがすごくいいと思うよ。 『実験くん』も同じスタッフだから。
M: (笑) 『実験くん』じゃないよ。
S: (笑) 通称『実験くん』。
N: そうか、『驚きの嵐!』だね(笑)。 だから、俺たちもやっててわかりやすいし。 限界までやっていいやつと、やりたくなかったらやんなくていいやつとっていうのが、面白いなあと思うけどねえ、あの番組。
上: やりたくなかったらやんなくていいっていうのが、面白さになるところがすごいですよね。
N: うん。 俺だって、こないだ大トロすごい食べたくなかったのに、食べさせるから、あの人が。
O: あれスタッフに褒められたよ。
上: なんて褒められました?
O: 「よかったよ」って。
4人: ははははは!
N: (笑) ざっくり。
S: そう、褒めてくれるよね。 「さっきのあれよかったわ!」みたいなこと言ってくれるの。 録った直後に使われるっていうあの安心感、ハンパじゃないよ(笑)。
上: 今回密着させていただいて、本当にざっくりした軸しか打ち合わせしてないのに、本番で面白くやれちゃうのがすごいなと思ったんですけど。 やっぱり『真夜中の嵐』からずーっとレギュラーでバラエティをやってきて、バラエティの筋肉が徐々についてきたんだと思うんですよね。 テレビの嵐にとって、転機になった番組はなんだと思いますか?
S: まあ、『D』かなあ。
N: 俺もそう! 圧倒的だな。
S: 最初は真面目にドキュメントやってたんだけど、中盤からはドキュメントという名を借りた悪ふざけに変わり・・・そこでなんていうのかなあ、自分で言うのも気持ち悪いけど、俺らのよさっていうか、楽しんでる感じみたいのが出てきたのかなあ。 『C』の時から俺ら5人だけがしゃべる場所作ってくれて、いろいろこらえてやってくれたから。 やっぱ転機っていうと『D』、ひいては『C』なのかなあと思う。
N: 俺は『D』だね。 『C』は、5人でしゃべる時以外は全部ひとりなのよ。 ひとりでクレーム受けてるから、たぶんクレーム対応はすごいうまくなったんだろうけどさあ(笑)。 バラエティとして、って考えると、『D』の中盤あたりだね。 UFO呼べるのに信じてもらえない男っていうのがいて、その集団と、相葉ちゃんとふたりで渡り歩いてる時に、だいぶくるとこまできたんだなあと、俺は思った(笑)。
A: そうだね。 あん時の団結力、ハンパないよな?
N: ハンパない!
上: 「この状況を面白くしなきゃ!」っていう団結力ですか?
A: そうそう。 ちょっともうファンタジーの世界だからさ(笑)。 自分たちが引いた時点で終わりじゃん。 だから俺ら、どんどんのめり込んで、「マジマジ?!」「UFOいた?!いた?!」みたいな(笑)。
N: 面白いものがそこら辺に転がってる状況ってのが、すごいなあと思ったよね。
O: 『D』で、なんかもう怖いものがなくなった気がする。 いろんなことやったからね。 結構シュールだったし。
N: 巨大魚とかシュールだったよね。 結局、リーダーとずっと川にいるだけだったもん。
O: 見つかんないで終わってるし。
上: 野生のモグラも見つからなかったですもんね。
O: ね。 「ああ、こういうの、見っかんなくてもいいんだ!」とか思った(笑)。
S: (笑) ほんとだよねえ。 普通は「見つかった!やったー!」でエンディング、だもんね。
A: イメージする番組ではね。
N: なんなら、モグラが何匹か用意してあったりするでしょ。
O: 絶対押さえてあんだろうなあと思ったけど、それもないし、終わっちゃうし、オンエアされちゃうし。
S: (笑) されないほうが悲しいでしょ。
O: (笑) なんか自由だったなあ。
M: さっきニノが言ってたけど、ほんとに無理させないっていうかさ。 普通だったらもっとがちがちなホンがあって、予定調和な流れがあるはずなんだけど、それがない中でやってたから。 そういう意味で、バラエティの筋肉っていうのが一番ついたんだと思うよね。 それぞれの個性とか方向性を、そのまんま受け入れてくれた感じが強いかなあ。
S: そうだねえ。
M: たとえばUFOのロケに俺が行くっていうことはたぶんなかったと思うの。 UFOだったらこのふたり、って感じで、それぞれに合わせてネタも選んでくれてたと思うし、そういうのをずーっと続けてきたことが、今の自分たちにつながってるんじゃないかなあとは思う。
A: たぶんすごい引き出してくれたんだよね、『宿題くん』のスタッフが。 それこそ『D』の時からひとりひとりのコーナーがあったりしたしさ。 今考えると、すごい感謝だなと思いますけどね。
***
これUPしてるとき、ホント泣けて泣けて仕方ありませんでした。。。 この雑誌を購入した時点で読んだときも、“『宿題くん』スタッフの嵐さんたちへの愛”と、“嵐さんたちの『宿題くん』スタッフへの愛”に感動して泣けたけど、今は別のイミで。。 この雑誌を購入したときとは明らかに違う状況で改めて読んでみると、胸に刺さるコトバがたくさんあって、とても複雑な心境になりました。。
人生、“出会い”と“別れ”って誰にでも必ずあるし、特に海外なんかに住んでると、ホント仲良くなってもすぐお別れ―なんてコトは山ほどあるわけで。 でも、自分の人生に多大な影響を与えたヒトたちとの別れって、やっぱいくつになっても、何回経験しても辛いんですよね。 嵐さんたちと『宿題くん』スタッフは、同じ業界で働いているワケだし、これからもきっと一緒にお仕事する機会もあるんだろーケド、それでもやっぱりお互いイロイロと感じるコトはあるのかなあと、コレをUPしながら考えてしまいました。
まあ、月並みだけど“別れ”があるから新しい“出会い”があるワケで、嵐さんたちが新しい番組に前向きな以上、私たちファンはそれを楽しみにする以外ないんですケド。 時間が止まるワケもなく、いつまでも同じことをやってても成長もないし、新しい時代が始まるってコトなんだとは思います。 でも、コレをUPしている今だけは、やっぱりちょっとセンチメンタルな気持ちに浸っております・・・。
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