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2009年12月30日 (水)

嵐であること 【松本潤】

はい、長編第2弾です。 今回も大っっ変長い上に泣けます。 何度も言うよーですが、上田智子さん編の雑誌はゼッタイ買ったほうがいーです。 値段以上のクオリティのものが手に入ると思います。 

パッと目を惹く華やかなオーラでアイドルらしいルックスを一身に背負いながら、嵐のコンサートの構成は彼を中心にして作られているという裏方の顔も持つ松本潤さん。 自分がアイドルであるという自覚を早くから持ち、職人のようなストイックさで仕事に向かうプロ意識は変わらぬままですが、彼が纏う雰囲気は年々穏やかに変化していくような気がします。 彼が出演した『花より男子』が一大ムーブメントとなり、嵐の主題歌の爆発的ヒットを牽引してからは、より内側からの目で嵐を見つめ、「嵐であること」を意識した言動が増えたように思いますが、その心中は一体どんなものだったのでしょうか。

上: 結成記念日の9月15日になった瞬間にみんなで乾杯したとお聞きしたんですけど、どんなことを思いました?

: 嬉しいよね、やっぱり。 その日はリハーサルだったんだけどさ、日にち変わっちゃうからっつって、無理くりテンポ上げてリハやって(笑)。 ぎりぎり23時50分ぐらいに終わらせて、『VS嵐』のスタッフにいただいた99年のシャンパンで、ハッピーバースデーじゃなくて、“A・RA・SHI”歌いながら乾杯したんだけど(笑)

上: (笑)松本さん個人としては、『花より男子』の人気によって嵐を知る層が広がっていったことが、この10年でもすごく大きかったんじゃないかと思うんですが。

: そうですね。 その通りだと思います(笑)

上: (笑)以前お話を伺った時に、『花男』の前はコンプレックスがあったとおっしゃってたんですけど、どんなコンプレックスだったんですか?

: いや、それは今でもあるし、今でも乾いてる部分だと思うんだけど。 ・・・あのさ、俺やっぱ、見られてなんぼだと思ってるから。

上: 自分自身が?

: ううん、こういう仕事が。 芸術とかでも、映画とかでもそうだと思うんだけどさ。 なんか、見られるために作ってんじゃないんだよ、みたいなこと言う人とかいるじゃん。 そういうのって違うなって思うの。

上: すごくよくわかります。

: 自分の自己満足だけでやるんだったら、この世界に立たなくていいと思う。 趣味でやればいいし、人に見せるためのものとして発表しなきゃいい、と思うのね。 ただ、俺らは発表するわけじゃん。 そういう意味でやっぱ、認めて欲しかったんだと思うんだよね。 認めてくれてる人たちは、その当時もたくさんいたんだけど、その渇きっていうのがすごくあって。 そういう意味で・・・あれを社会現象って言っていいのかわからないけど、今までより大きな波がそこにあって、その渦中に自分がいれたっていうか。 波と渦中じゃちょっとおかしいけど(笑)

上: (笑)目に見える手ごたえがあったってことですよね。

: うん、そうだねえ。 それでこう、物的なものだけじゃなく、メンタル的にも、すごく救われたんだよね。

上: それまでの松本さんは、実は自分自身にイライラしてたのかもしれないですよね。

: んー、まあそうでしょうね。 今考えるとやっぱり、吹っ切れたりとか、いろんなことが変わってったのっつうのは、そこだったりするかなあっていう気が改めてするからね。

上: じゃあ、嵐の周囲の変化はどのように見ていましたか?

: そうだなあ、8年目ぐらいか周りの環境が変わってくっていうか、自分の周りの変化がめまぐるしかったから、敢えて自分たちであんまり動いてない感じっていうのは、自分は実はあって。 人から受ける変化がめまぐるしかったから、敢えて自分たちのいるところは変えないようにしてたっていうか。 それゆえに、結果論かもしれないけど――パッケージっていうかさ、自分たちがどういうものかっていうのが、周りが認知してくのと同じように、自分たちの中でも固くなったんじゃないかなあ。 結束っつうか、チーム感みたいなのがより濃くなったところは、ここ何年かはあるのかな、って思う。

上: でもデビュー当時は松本さん以外やめようと思ってた人たちもいたわけで。 その人たちももちろん不安だったと思うけど、エンターテインメントっていうものをやりたくて、やっとデビューできたのに、一緒にやっていくメンバーがそういう状態だったっていう松本さんの不安もすごかったと思うんですけど。

: うーん・・・ そうだねえ、それは俺だけが言えることじゃなくて、みんなが恐らくそうだと思うんだけど、やっぱりフィットするのに時間がかかったんだと思うんですよ。 自分がその中に入ることも、自分と周りっていうことでも。 昔から、できるところはできてたと思うけど、あるようでなくて、ないようである、嵐というグループの形みたいなものに、感覚的にフィットするっつうかさ。 それができるようになったのっていうのが、やっぱ後半なんだよね。

上: 松本さんがそこにフィットしたのって、他のメンバーより遅かった気がするんですけど。

: うーん、どうだろ。 俺個人はわかんないね。 だって、他4人はフィットしてるけど俺だけ浮いてんな、っていう感覚すらないんだもん(笑)。 でも自分が、『あ、ここって、こういうことかな?』って思えるようになって、初めて周りも見えた時に、すごくなんかこう・・・ 『意外に居心地いい家だな』みたいな(笑)

上: で、今は嵐のことをすごい大好きですよね、松本さん。

: ・・・うん(笑)。 それじゃ今まで好きじゃなかったみたいじゃん(笑)

上: (笑)前から好きだったと思いますけど、明らかに嵐でいる時の顔が違いますよね。

: ですかね? まあ、そうでしょうね(笑)。 なんかこう、年々過ごしやすくなってますよねえ。 なんといいますか・・・ 家族とか、自分んちに近いものだと思うから、なぜ好きなんですか?と言われても答えられないんだけど。

上: でも、今の松本さんの後ろには「嵐のために」っていう思いがすごく明確に見えますよね。

: うん。 だから、ちゃんと家から仕事しに行ってる感じはあるかもね。 人んち泊まりに行かないで(笑)。 漫画喫茶のナイトパックで泊まり歩いてるわけでもなく、友達んちに居候してるわけでもなく。 ちゃんと家から毎日、現場に出てる感じかな、 うん、反抗期だったんだよ(笑)

上: 『いざッ、Now Tour!!』のソロで、「5年後はどうなってる?」って歌っていましたよね。 その時5年目だったと思うんですけど。

: うん。

上: その時に考えていた10年目と、実際に体験しているこの10年目は、どういうギャップがありますか?

: うーん・・・ まあこれはあくまでも僕の主観であって、あんまり他の人の気持ちとかを気にしないで言うと。 悪くないなとは思います。

上: (笑)いいとは言わない?

: ベストだとは言わない(笑)。 いいとは思うよ、もちろん。 やりたいなあと思ってたいろんなことが叶ったし、ほんとにたくさんの人に見てもらえるようになったし。 でも、『これもう最高だよ!』って満足するつもりはさらさらないっていうか。 正解がないから続けられる仕事だと思うし、あの時こうすればよかったなあとか、これが正解かどうかはわからない道を、常に進み続けるわけじゃん? だから表現し続けることしかできないし。 そういう意味で、悪くないな、とは思います(笑)

上: この10年を振り返ってみて、こだわってきたことをひとつ挙げるとしたら、なんだと思います?

: ・・・やっぱり、一個一個、ちゃんと向き合うっていうことかなあ。 なにに対しても。

上: ひとつひとつ覚悟を持ってやってきたっていう誇りもありますか?

: 誇りなんてものはないですよ。 そんな大それた、仰々しいことは(笑)

上: (笑)じゃあ、「やってきた」っていう事実だけがあるんですか?

: そうだね。 それだけありゃ十分じゃない? でも、なんとなくやってたら、なんとなくにしかならないと思うのね。 ちゃんと向き合おうとするから、ちゃんと向き合えるんだと思うんだ。 だから、俺はそういうやり方をしてきたのかもしれない。

上: 今までアイドルという職業にまっすぐに向き合ってこれたのは何故だと思いますか?

: ・・・やっぱりエンターテインメントの可能性を信じてるんだよね。 常に。 今までエンターテインメントに裏切られなかったからこそそう思ってるし。 って、『黄色い涙』みたいになってきたけど(笑)、今まで自分がいろんなエンターテインメントを見て、いろんなことを感じさせてもらってるからさあ。 自分もそれと同じようでありたいっていうか。 っていうことなんだと思うんだけどね。

上: エンターテインメントの可能性は、嵐だからこそ広がったっていうのもありますか?

: もちろんそうでしょうね。 今となってはそれ以外に考えられないし。 考え方もそうだし、少なくとも今の自分を作った何割かは、やっぱり嵐だと思うから。 嵐というグループで10年やってきたことによって、作られたもんだと思うからね。

上: じゃあ、今一番大切にしたいことはなんですか?

: 今、自分の頭の中にすごくあるものっていうのが、“伝える”っていうことと、“変わるのを恐れない”っていうのと、“なんでも全力でやる”っていうことの3つなの。 その3つが色濃く自分の生活にあるのね。

上: “伝える”っていうのは、具体的にはどんなことですか?

: やっぱり常になにかを人に伝えたいんですよね。 相手がどういうふうに受け取るかとか、全部が全部、計算できるものではまったくないと思うんだけど。 その根底に、ちゃんと自分が伝えようと意思を持った状態で、『どうぞ』って人に提示したい。 そうすると、その提示の仕方が絶対丁寧になるはずだから。 ふんっ、つって渡すことはできないっていうかさ。

上: なにがきっかけでそう思うようになってんですか?

: なんかある日、『伝える』っていう言葉が入ってきたんだよね。 今これ、すごい大事な言葉だなあと思って。 わかりやすい。 シンプルだなって。

上: “変わることを恐れない”っていうのは、今の嵐のテーマでもありますよね。

: そうだね。 変わってくことを恐れないでいたい自分たちと、ちゃんと変わんないで俺らはここにいるよ、変わらないところはちゃんとあるよ、っていう両方の思いがあるんだけど・・・。

上: 「変わらない嵐」っていうところで言うと、櫻井さんとか二宮さんは、「ちまちました俺らのことが好きなのはわかってる」っていうことを2006年ぐらいから意識的に発言していますけど、そういう見られかたみたいなものも考えてますか?

: ・・・もちろん考えてる、それは。 ただ、それって考えてできることじゃないし。 考えてできることぐらいで、それが変わってないんだって思われることっていうのは、俺は違うんじゃないかなと思うんですよ。 もっと本質的なというか、根本的に変わんないところっていうのが、一番大事だと思うから。 なんかさ、友達に『おまえ、変わんないね』って言われるために、変わんない自分を演じんのやだし。 変わることを恐れてたら、先に進めないと思うから。 『変わったね』って言われるのって、しょうがないでしょ。 それだけの時間過ごしてるわけだからさ。

上: なるほどね。 それに、これは素晴らしいことなんだけど、嵐って空気読み過ぎるじゃないですか。 受け手が欲しいものを敏感に感じ取って、それを見せてくれる人たちだと思うんですよね。

: わかるわかる、言ってることすごく。 優しいんだよ、みんな。

上: 「変化を恐れない」という意味で、そこを切り崩そうとしているのが松本さんだったりするんですか。

: そうねえ・・・自分がそういう目標が好きだっていうのが大きいけど。 そういう意味では、よくも悪くも山を登ってく時に、一番前を歩くようなタイプだと思うんだよね。 で、それが何人もいてもしょうがないだろうし。 そういう意味では、みんながそれぞれ自分がやるべきことをやってると思うし。

上: うんうん。

: それに、ほんとに根本的なところは変わんないだろうからね。 応援してくださってるファンの人たちに対して俺らが思うこともそうだし、ファンの人たちが俺らを見て思うこともそうだけど、『ほんとにこいつら変わんねえんだな』って思える部分ってお互いにあると思うんだよ。 だから、作られたものに魅力はないかなと俺は思うんだ。

上: “なんでも全力でやる”っていうのはいつ頃から考え始めたんですか?

: 3日前ぐらい?

上: そんな最近なんですか?(笑)

: (笑)なにがきっかけかはわからないんだけどね。 でも、それをやるようになってからどっしり構えられるようになったよ。 最近は物理的に考える余裕がないから、絞り出すものがなくて、行き詰まってるところがあったから。 やっぱりさ、人の話を聞いて、人の言うことを肯定し続けると、自分がやりたいことが見えなくなっちゃうんだよね。

上: そのバランスとるのが難しいんですね。

: そう。 最近はそっちに偏りがちだったかなあって思ったんだよね。 それプラス、なにかを見たり、感じたり、インプットする時間がほんとになかったから。 出し続けるとやっぱ人は涸れちゃうからさ。 っていうのがたぶん大きいんじゃないかなあと思って。 それこそ、結成日でいったらもう11年目は始まってるし、その3つを大事にしながらこれからの嵐を見せていきたいよね。

上: では、松本さんにとって嵐とはどんな存在ですか?

: もう、嵐は嵐、としか言いようがないんだよね。 自分の中で代わりが利かないから、他に同じジャンルに入るものがなにもないし。 だから、他で代用できないもの、かな。

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コメント

upありがとうございます。
たまたま見つけたこのブログサイトで、
こんなすばらしいアラシック(さとしっく)の方にあえるなんて。
私も海外在住なので、コンサートはおろか、雑誌も見る機会は稀です。(嵐情報は、某動画サイト利用)
そんな中、とても詳しく内容を記載していただき、
本当にありがとうございます。
勝手にfavoritesに入れさせていただきました。
これからも、ブログ楽しみにしています。
ありがとうございました。

Happy New Year!

wendyさん、とーっても嬉しいコメありがとうございますっ。 そーなんですよね。 海外にいると色んな情報を手に入れるのがホント難しいんですよね。 私は運のいいことに日本の雑誌が買える環境に今いるのですが、長らくそうじゃなかったので、wendyさんの気持ちはすっごくよく分かります。。
これからもぜひぜひ遊びに来てください! 

Best wishes for a New Year to you too!!

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